下水道管をはじめとする埋設管は、老朽化や地震動によって劣化・破損が生じています。こうした埋設管のトラブルに対して管の内側に樹脂製の更生管を形成することで改良・補修を行います。地面を掘り起こすことなく、管路の機能をよみがえらせる『維持管理の時代』にマッチした技術。管路の種類、場所、範囲などに合わせた7つの工法であらゆるニーズにお応えします。
工場で含浸された更生材を埋設管内に引き入れた後、更生材に空気圧または水圧をかけ拡径し、蒸気または温水を用いて樹脂を硬化させることで管内に新しい管路を形成する非開削の工法です。オールライナーZおよびオールライナーHM工法は、ガラス繊維を配置させることにより物性を向上させています。
工場で含浸された不織布の更生材を埋設管内に水圧により反転挿入し、ホース内に温水を循環させ樹脂を硬化させることで管内に新しい管路を形成する非開削の工法です。
損傷した管路内面にFRPライニングを形成する非開削の補修工法です。熱硬化性の樹脂を含浸させたガラス繊維マットを補修機に巻き付け、損傷箇所に引込み、空気圧により圧着、樹脂を硬化させFRPを形成します。また、パートライナーS工法は、取付管接続部の補修を可能としました。
硬化性樹脂を含浸させたホースと、形成用のホースからなるダブルホースを取付管内に反転挿入し、樹脂の硬化後、形成用ホースを撤去することで取付管内に新しい管路を形成する非開削の工法です。取付管の曲管部分にも柔軟に対応します。